セッピコソっと。

コソッとセッピコ山。
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早く着きすぎて、東屋付近で待ち伏せ。
だーれも来んので登山口まで降りたら、マメオじぃ発見。

オイラの車中にはヘルメット&ナチュプロ、マメオ号車中にはペツルのヌンチャクいっぱいとテンドンのメチャ軽ロープがあるじゃないか。
マルチいくしかねーな、こりゃ。

ってなコトで、
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三峰南東壁の「ニッチモ 4p 5.10d」不行岳南東壁「サッチモ 3p 5.10c」のマルチピッチフリー継続登攀開始。

ニッチモ1P、いきなり核心のピッチ。
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グランドフォール覚悟でムーブを起こして登る。何ヶ所かナチュプロが取れる所があったのでセット。少し安心。

2P、トラバースのピッチ。
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5.6のグレード。決して落ちることはないグレード。でも、すでに高く、ノープロテクションでトラバースをこなす。
落ち着いてこなせば、決して落ちることはないライン。でも、絶対に落ちてはいけないライン。グレードとかの事ではなく、自分の身のため。
一番緊張したピッチ。

3P目の快適なラインを登る。おやっ??と思うムーブ。そこには設定者の遊び心があり、この遊び心が快適なラインにいいスパイスを加えていた。

岩場ではよく一緒に遊んでくれるマメオさんと初めてザイルを結び合った。
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長いピッチが続くので、セカンドクライマーとはホイッスルで意思の疎通。なかなか上手く出来たと思う。

不行岳のコルでしばし休憩。
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マメオさん支給のスイートポテト補給してパワーアップ。

そして、不行岳南東壁サッチモ 3p 5.10cへ。
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1P目5.10b ボルトは超ミニマムに設置されていた。このピッチはなれない逆層のスラブ。
一歩一歩、確かめながら登る。

2Pハング越え。
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ハング下のフレアしたクラックにナチュプロをセット。岩の形状をつかって越えて、ハングの上に立つ。
スパっと切れた足下に広がる景色が緊張感をくれる。

3P目ノープロテクションの5.6のピッチ。ニッチモの2P目のトラバースとは違い、上に登っていくぶん、登りやすく、一気に駆け上がる。
立ち木の中でビレイし、マメオさんを迎え、不行岳のピークへ。

不行岳より、大天井岳を望む。
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一箇所A0で登って、
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大天井岳のピークへ。

ニッチモ・サッチモ登攀終了。
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全ピッチ、MOSで登りきれた。

一つの山を、岩壁を、全ピッチOSで登り頂に立つ。こんな機会は滅多に無いと思う。

セカンドに徹してくれたマメオさんがいてくれたから。

本当にありがとうございました。




チョーク跡もなく、雨と風にさらされたホールドとスタンス。

自分にとって決して難しいグレードではないけど、

どこかに不確定な要素があるかもしれない。

一つ一つのホールド、スタンス、ムーブ、しっかりと確かめながら、

確実にオンサイトで一歩一歩登っていく。

スポーツとしてのクライミングではなく、冒険としてのクライミング。

山があって、そこに岩壁があって、岩を登って頂へ立つ。


クライミングの本質はそこにあると思う。
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by ikeda-eng | 2012-05-12 23:24 | クライミング
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