日々つれづれ。

旅と云うものはおそろしいようでいて肩のはらないものだ。

女たちはまるで蓮の花のように小さい湯槽を囲んで、

珍しい言葉でしゃべっている。

旅の銭湯にはいって、元気な顔をしているのだけれど、

あの、青い壁に押されて寝る今夜の夢を想うと、私はふっと悲しくなってきた。

        『放浪記』より


作者の豊な表現が、読んでいてたいそう面白く思う。

感性ってのは、天から与えられたモノなのだろう。
[PR]
by ikeda-eng | 2008-09-12 19:29 | クライマーズ・ライフ
<< 明日。 キューブ。 >>