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三倉岳 源助崩れ。

べっち師、N田君と、三倉源助へ。

気がつけば、今年初。

片道1000円の恩恵を受け、
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久々の花崗岩に少し緊張しながら、いつもより早く到着する事ができた。

先ずはモアイクラックでアップを済ませ、

去年の宿題だったコイツにトライ。
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覆い被さるようなワイドクラックの入り口に#4キャメをセットし、左手を深い所にジャム。

ガッチリと食い込んだ#4キャメを信じて、

強引に左の肩、肘、膝、背中と左半身を駆使し、

右手の薄いカチを握りこんで、

少しずつ左のハンドジャムをずらしながら這い上がる。

ワイドからハンドサイズのクラックへ脱出し、次の中間部の核心へ。

迫り出したルーフ出口にあるパーミング気味の縦ホールドを掴み、

スメアリングで花崗岩の粒子を捉え、縦ホールドを引きつけて一気にガバを捉えた。

前回はこの1ムーブで落ちただけに、雪辱を果たすことができた。

上部のフェイスを慎重にこなし、源助の憩いのテラスにトップアウト。

眼下に広がる新緑を見ながら終了点にロープを通した。

三倉のクライミングはこの瞬間があるからやめられないのだ。


猫まねき 11a

キャメ#0.75~4 クイックドロー×3

下部の覆い被さるワイドクラックと中間部のパーミングホールドとスメアでルーフを乗り越えていく核心部。

このルートを手に入れる事が出来て嬉しかった。



昼から、N田くんがトライしていた、スラブとフェイスのスィング11bをオイラもトライしてみた。
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カチを掴み、甘いスローパーとスメアとバランスと体の芯の力で登っていく。

カンテの凸角にあるシワをホールドとして掴み、スタンスと言うには脆弱な摂理をスメアで捉え、

カンテの反対側のスラブへ体を切り返していく。

ボルトとボルトの間の1ムーブ毎に神経をすり減らし、

指皮を削りながら登っていくヒリヒリとしたクライミング。

テンション掛けて登ってしまったが…。


面白い。


そして水晶クラックとモルモットクラックを

ノーテンのマスタースタイルで再登して一日を終える事ができた。

久々のクラッククライミング、

やはりナチュプロセットの感覚に多少鈍った感があったが、

この二本のルートを再登できた事が何よりも嬉しかった。




次はどのクラックを登ろうか…。

また楽しみと苦しみが同時に増えた。
by ikeda-eng | 2009-03-30 18:08 | クライミング・三倉岳
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